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 先日は毛利三兄弟の長男『毛利隆元』について語ったので、本日は次男である『吉川元春』について語ろうと思います。

 知名度については長男よりも格段に高いかと思いますが、信長や謙信といった全国的知名度かといわれるとそれほどのネームバリューはないと思います。それでも少し歴史に触れた事がある人なら名前が出てくるであろう名将の一人です。

1.『毛利両川』の一人。
2.毛利家の山陰方面司令官。
3.稀代の合戦上手。教養も豊か。
4.奥さんとラブラブ。

 大体こんな感じでしょうか。

 1番について。弟の小早川隆景と共に毛利本家を補佐し、互いに”川”が共通していた家同士だったため、『両川(りょうせん)』と呼ばれていました。吉川家は石見(島根県西部)から安芸(広島県)の北部にかけて勢力を持つ豪族で、精強な兵を誇り『鬼吉川』と周囲から恐れられていました。
 その軍事力に目を付けた毛利元就は次男の元春を養子に出し、吉川家当主を謀殺して吉川家を乗っとることに成功した訳です。

 2番について。吉川家は石見から安芸にかけて勢力を持つ豪族だったため、山陰地方に対する足掛かりとして毛利家にとって重要な拠点でした。当時の山陰地方を支配していたのは尼子氏。中国地方のもう一方の雄である大内氏に勝るとも劣らぬ大大名です。
 元春はその最前線の地を任され、見事期待に応えます。何年も掛けて尼子氏を滅ぼし、その後も山陰地方の政治・軍事を統括する司令官として毛利家の勢力拡大に多大な貢献をしています。

 3番について。毛利元就は「我は戦では元春に及ばぬ」と語っています。それほどの合戦上手な猛将でした。元春の合戦における通算戦績は76戦64勝12分といわれ、一度も負けた事がないとされています(尼子氏の戦いで一回敗退している事が確認されていますが、局地戦だったのでノーカウント!)。
 単なる猛将だった訳でもなく、「眼東南を見て、心西北にあり」と元就に評されています。また尼子氏との合戦最中に『太平記』という軍記物語を陣中で全巻写本し、現代でも重要文化財として残っています。

 4番について。戦国武将や大名は複数の奥さんを持つ事は子孫を残す上で当たり前の事でしたが、元春は生涯一人の奥さんを愛し続けて側室を持ちませんでした。
 その奥さんは熊谷信直という安芸の豪族の中でも勇猛果敢な武将の娘さん(新庄局)で、大変な醜面(要するにブスw)だったと言われています。この結婚も信直の武勇を取り入れるための政略結婚だったと言われていますが、元春は「女は顔ではない。中身だ!」的な感じで結婚します。カッコいいなぁ。信直もさぞかし嬉しかった事でしょう。
 夫婦仲は大変円満だったと言われ、子供にも恵まれています。しかし本当にブスだったのかは不明であり、逆に美人だったとも言われています。

 元春は後に中国地方を制圧しに来た秀吉と戦い、一歩も引きませんでしたが徐々に押されていき、危機一髪のところで本能寺の変が起こります。毛利家はこれを機に秀吉と和議を結びますが、元春は秀吉に従う事を良しとせず息子の元長に家督を譲って隠居してしまいます。
 その後も秀吉には消極的で、九州征伐の時に元春の武勇を秀吉から強く要請され、輝元や隆景にも懇願されてようやく重い腰を上げましたがその時には重い病気(癌とも)になっていました。さらに秀吉の軍師である黒田如水に病気に悪い食べ物をご馳走で出され、断るのは無礼だとして食べてしまい病状が悪化して亡くなってしまいます。

 毛利家の武威を象徴する武将であり、誇りが高くて人情家だけどちょっと融通が利かない頑固な面もある。
 僕の中では吉川元春はそんな武将で、大好きな武将の一人です。

◎リガメの一言
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「ちなみに何を食べちゃったんだ?」






( ゚Д゚) 「鮭料理」

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